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『ニキータ』あらすじと感想をネタバレ解説!泣き虫暗殺者とマルコの愛に涙

リュック・ベッソン監督が描く女性暗殺者の物語『ニキータ』。
1990年に公開されたこのフランス映画は、スタイリッシュなアクションシーンと切ない愛のストーリーが融合した作品として、今なお多くのファンに愛され続けています。
「あらすじを知りたい」「どんな感想を持った人が多いの?」「ネタバレ込みで結末まで教えて」そんな疑問にお答えするため、この記事では『ニキータ』を徹底解説していきますよ。
『レオン』の原点とも言われるこの作品には、リュック・ベッソンらしい強い女性像と、心を揺さぶる人間ドラマが詰まっています。
あらすじから感想、見どころまで詳しくご紹介しますので、これから観る方も、もう一度観返したい方も、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
映画『ニキータ』とは?基本情報をチェック
まずは『ニキータ』の基本情報から押さえておきましょう。
この作品は1990年にフランスで製作されたアクション映画です。
監督は『グラン・ブルー』や『レオン』で知られるリュック・ベッソン。
主演はアンヌ・パリローで、当時ベッソン監督の妻だった彼女が、野性的でありながら繊細なニキータを見事に演じています。
共演陣も豪華で、『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』のジャン・ユーグ・アングラード、フランスの伝説的女優ジャンヌ・モロー、そして後に『レオン』で世界的に有名になるジャン・レノも登場していますよ。
撮影はティエリー・アルボガストが担当し、音楽はベッソン作品ではおなじみのエリック・セラ。
上映時間は117分で、ストーリーはシンプルながらも深いメッセージ性を持っています。
パリを舞台に、政府の秘密工作員として生きることを強いられた女性の愛と葛藤を描いた本作は、フランス国内のみならずアメリカでも大ヒットし、後にハリウッドでリメイクされるほどの人気を博しました。
スタイリッシュなガンアクションと、泣き虫の暗殺者という相反する要素が絶妙に融合した作品なんです。
『ニキータ』のあらすじを詳しく解説
ここからは『ニキータ』のあらすじを、ネタバレを含めて詳しくご紹介していきます。
物語の流れを追いながら、ニキータがどのように変化していくのか見ていきましょう。
序盤:不良少女から暗殺者への転身
物語は、パリのある深夜から始まります。
麻薬中毒の少年少女たちが薬局に押し入り、駆け付けた警察隊と激しい銃撃戦を繰り広げるんです。
その混乱の中、仲間は全員死亡し、一人だけ生き残った少女がいました。
彼女は保護しようとした警官を躊躇なく射殺してしまいます。
警察に連行されても素性を明かさず、男性名の「ニキータ」とだけ名乗った少女には、終身刑が言い渡されました。
しかし護送先で、政府の秘密機関に属する男・ボブが彼女の前に現れます。
ボブはニキータに、これまでの記録を抹消して工作員として生きるか、それとも死ぬかの選択を迫るんです。
一度は逃げようとするニキータでしたが失敗し、観念して訓練を受けることを決意します。
最初は反発していたニキータも、マーシャルアーツやガンシューティングの訓練を重ねるうちに、めきめきと暗殺者としての才能を開花させていきました。
教育係のアマンドからは女性としての立ち振る舞いを学び、少しずつ人間らしさを取り戻していくんです。
中盤:マルコとの出会いと愛の芽生え
訓練から3年が経過し、ニキータは23歳の誕生日を迎えます。
初めて外出を許可された彼女は、ボブにレストランへ連れて行ってもらい喜びに心を弾ませていました。
しかしボブから渡されたプレゼントは、拳銃デザートイーグル。
そして彼女に最初の暗殺命令が下されるんです。
レストランにいたターゲットを撃ち殺し、襲い掛かる手下たちを次々と仕留めたニキータ。
任務を遂行した彼女には、看護師マリー・クレマンという偽名が与えられ、一人暮らしが許されます。
そんなある日、ニキータはスーパーで会計係をしていた男性マルコと出会い、恋に落ちるんです。
二人は同居を始め、やがて婚約まで話が進みました。
マルコはニキータの過去を一切聞かず、ただ彼女を愛し続けてくれる優しい男性でした。
ボブからのプレゼントでヴェネチアへ旅行に出かけた二人は、幸せなバカンスを楽しみます。
しかしそこでニキータに新たな任務が下されるんです。
終盤:任務と愛の間で揺れるニキータ
ヴェネチアの二人が泊まる部屋にはライフルが用意されていました。
ニキータは部屋内からの暗殺を命じられ、マルコにバレそうになりながらも、なんとか任務を遂行します。
マルコから帰宅が毎回夜遅くなることを心配されても、ニキータは看護師のシフトが夜勤続きだと嘘をつき通すしかありませんでした。
次の任務は、ソ連大使が本国へ送る機密情報の奪取。
ニキータは現場の後始末を行う「清掃人」ヴィクトルと行動を共にすることになります。
このヴィクトルを演じているのがジャン・レノなんです。
しかしヴィクトルの強引なやり方で計画が狂い、機密情報入手には成功するものの、ヴィクトルや多くの大使館員たちが命を落としてしまいました。
憔悴して帰宅したニキータに、マルコは「今の仕事を辞めろ」と告げます。
実は彼は、ニキータの本当の稼業を知っていたんです。
マルコの深い愛情に涙したニキータは、ある決断を下します。
結末:ニキータが選んだ道とは
マルコの愛を受け止めたニキータは、彼の前から姿を消すことを選びました。
数日後、ニキータと連絡が取れなくなったボブがマルコを訪ねます。
マルコは彼女から託された機密情報が記録されたマイクロフィルムを渡し、「ニキータを守ってほしい」と頼むんです。
ボブは「出来るだけのことはする」と答えつつ、「お互い寂しくなるな」とつぶやきました。
ニキータはどこへ行ったのか、どう生きていくのか、映画は明確な答えを示しません。
ただ彼女が愛を知り、自分の意志で生きる道を選んだことだけが、観る者の心に深く刻まれるんです。
この余韻を残す結末こそが、『ニキータ』が名作と呼ばれる理由なんです。
『ニキータ』を観た感想!心に残るポイント
ここからは『ニキータ』を観た感想を、いくつかの視点からお伝えしていきます。
この映画には、観る人の心を揺さぶる要素がたくさん詰まっているんです。
泣き虫の暗殺者ニキータの魅力
『ニキータ』の最大の魅力は、主人公ニキータのキャラクターにあります。
彼女は「泣き虫の暗殺者」と評されるように、凄腕の殺し屋でありながら感情の起伏が激しく、よく泣くんです。
死刑判決を受けた時には「ママ~!」と泣き叫び、任務中でも恐怖や悔しさでベソをかいてしまう。
ボブからは「もっと感情を抑えられないのか」と怒られるシーンもあるほどです。
しかし暗殺の腕前は確かで、訓練を重ねるうちにどんどん成長していきました。
凶暴だけど弱くて、強いけど寂しがり屋で脆い。
そんな普通の女の子らしさを持ちながら、過酷な運命を背負って生きるニキータの姿に、多くの観客が心を掴まれるんですよ。
アンヌ・パリローの泣き顔が実に映える演技も相まって、ニキータというキャラクターは忘れられない存在になっています。
マルコの無償の愛に感動
『ニキータ』は実はアクション映画でありながら、究極のラブストーリーでもあるんです。
そしてその愛の象徴が、マルコという男性なんですよ。
マルコはニキータの過去を一切聞かず、彼女が何も語らなくてもただ愛し続けてくれました。
結婚の約束までしながら、ニキータは自分のことを何も話そうとしません。
普通なら不信感を抱くところですが、マルコは「君が何者であろうと愛してる」と言うんです。
そして物語の終盤、マルコはニキータの正体を知ってしまいます。
それでも彼は変わらずニキータを愛し続け、手を握って「小さい手だね。この手を汚したくない」と言うんですよ。
身を隠さなければならなくなったニキータにすがりながら、「俺もついていくわけにはいかないのかな」と泣く姿には、多くの観客がもらい泣きしてしまいます。
「馬鹿みたいに愛してる」ってこういうことなのかと、マルコの無償の愛に心が震えるんです。
リュック・ベッソンの演出センス
『ニキータ』では、リュック・ベッソン監督の若き情熱が画面全体から迸っています。
ベッソンは日本公開時のインタビューで「僕は女のあいまいな部分に惹かれた。映画を撮りながら、もっと女を理解したいと思った」と語っていますよ。
泣きながらも非情に暗殺任務を遂行し、一方で愛を求めるニキータは、まさに曖昧さが魅力的な女性として描かれているんです。
アクションシーンもスタイリッシュで、ニキータが初めて任務を行うレストランでの銃撃戦は、トータル1分弱のシーンにもかかわらず9日間かけて撮影されました。
デザートイーグルの弾が壁を突き破って敵を仕留めるショットなど、ベッソンらしいマニアックな構図が光ります。
エリック・セラによる劇伴も、脆くも力強いニキータをイメージさせる効果を生んでいますよ。
シンプルながらも強烈なメッセージ性を持ったストーリーには、当時のフランス社会への監督の憤りと熱い想いが込められているんです。
『ニキータ』と『レオン』のつながりは?
『ニキータ』を語る上で外せないのが、リュック・ベッソン監督の後の作品『レオン』とのつながりです。
『ニキータ』に登場する「清掃人」ヴィクトルを演じたのがジャン・レノ。
彼はソ連大使館からの機密情報奪取作戦で、ニキータと共に行動する凄腕の殺し屋として登場します。
この掃除人という設定を基にして、ベッソンとジャン・レノは再びタッグを組み、1994年に『レオン』を製作したんですよ。
『レオン』は二人にとって初のハリウッド作品となり、世界的な大ヒットを記録しました。
実は『レオン』に登場する少女マチルダが成長して暗殺者になるという脚本も存在していて、それが2011年の『コロンビアーナ』として結実しています。
ベッソン監督は「僕の作品は『ニキータ』以前と以後で分けられる」と語るほど、この作品への思い入れが強いんです。
『ジャンヌ・ダルク』『LUCY/ルーシー』『ANNA/アナ』など、ベッソンはその後もひたすら「強くて闘う女性」を描き続けていますよ。
『ニキータ』はまさに、ベッソン監督の理想とする女性像を決定づけた原点とも言える作品なんです。
『ニキータ』のキャストを紹介
『ニキータ』は登場人物が多くない分、それぞれのキャストの存在感と演技力が際立っています。
主演のアンヌ・パリローは、製作当時ベッソン監督の妻でした。
この作品での演技が高く評価され、以降海外でも知られるようになり、ハリウッドにも進出していきます。
野性的でありながら繊細な表情の変化、特に泣き顔の美しさが印象的ですよ。
恋人マルコ役のジャン・ユーグ・アングラードは、『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』で知られるフランスの人気俳優。
無償の愛を捧げる優しい男性を好演しています。
教育係アマンド役のジャンヌ・モローは、フランス映画界の伝説的大女優。
登場シーンは少ないものの、その圧倒的な存在感で忘れられない印象を残していきます。
秘密警察のボブ役はチェッキー・カリョ。
厳しくも父親のようにニキータを見守る複雑な役柄を見事に演じていますよ。
そして清掃人ヴィクトル役のジャン・レノ。
突然の登場で強烈な個性を放ち、この作品以降さらに飛躍して世界的な名優となりました。
どのキャストも素晴らしく、それぞれが作品に深みを与えているんです。
『ニキータ』はこんな人におすすめ
『ニキータ』は、さまざまな魅力を持った作品です。
スタイリッシュなアクション映画が好きな方はもちろん、人間ドラマや切ないラブストーリーが好きな方にもおすすめですよ。
リュック・ベッソン監督の作品が好きな方、特に『レオン』や『LUCY/ルーシー』などの強い女性が主人公の作品に惹かれる方には、ぜひ観ていただきたいです。
フランス映画ならではの深い余韻を味わいたい方にもぴったりですよ。
また「泣けるアクション映画」を探している方には、まさに打ってつけの作品です。
ガンアクションのカッコよさと、ニキータの涙と愛のストーリーが見事に融合していて、観終わった後に何度も彼女のその後に想いを馳せてしまうんです。
1990年製作の作品ですが、スタイリッシュな映像と普遍的なテーマは今観ても全く色褪せていません。
むしろ時を経てからこそ、作品に込められたメッセージの深さが心に響いてきますよ。
製作から30年以上経った今でも根強いファンが多いのは、この作品が持つ普遍的な魅力があるからなんです。
まとめ:『ニキータ』は愛と孤独を描いた不朽の名作
リュック・ベッソン監督の『ニキータ』は、女性暗殺者の愛と葛藤を描いた不朽の名作です。
不良少女から秘密工作員へと変貌させられたニキータが、マルコとの愛を通じて人間らしさを取り戻していく物語は、何度観ても心を揺さぶられますよ。
「泣き虫の暗殺者」という相反する要素を持つニキータの魅力、マルコの無償の愛、スタイリッシュなアクションシーン。
そして余韻を残す結末まで、すべてが計算され尽くされた傑作なんです。
『レオン』の原点とも言えるこの作品は、ベッソン監督のキャリアを決定づけた重要作でもあります。
まだ観ていない方は、ぜひこの機会に『ニキータ』の世界に触れてみてください。
観終わった後、あなたもニキータのその後に想いを馳せずにはいられなくなるはずですよ。
そして「君が何者であろうと愛してる」というマルコの言葉が、いつまでも心に残り続けることでしょう。
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