ロゴ

TOP > 『プリンセス・ブライド・ストーリー』あらすじと感想を徹底解説!VODで今すぐ視聴できる名作ファンタジー

『プリンセス・ブライド・ストーリー』あらすじと感想を徹底解説!VODで今すぐ視聴できる名作ファンタジー

『プリンセス・ブライド・ストーリー』完全ガイド!あらすじから感想まで徹底解説

「ファンタジー映画が好きだけど、ちょっと変わった作品を観たい」

そんなあなたにぴったりなのが、1987年公開の『プリンセス・ブライド・ストーリー』です。

おじいさんが孫に読み聞かせる物語という独特の演出で始まるこの映画は、真実の愛を描いたファンタジーでありながら、コメディ要素もたっぷり。

冒険あり、剣術の決闘あり、笑いありの娯楽作品として、今なお世界中で愛され続けているんですよ。

この記事では、『プリンセス・ブライド・ストーリー』のあらすじから感想、視聴方法まで詳しくご紹介します。

これから観ようか迷っている方も、すでに観た方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

『プリンセス・ブライド・ストーリー』の基本情報

まずは作品の基本情報から押さえていきましょう。

作品データ

製作年:1987年

製作国:アメリカ

上映時間:98分

ジャンル:ファンタジー、冒険、ラブストーリー、コメディ

レーティング:PG(保護者の指導・助言が必要)

原作:ウィリアム・ゴールドマン『プリンセス・ブライド』

スタッフ

監督:ロブ・ライナー

『スタンド・バイ・ミー』や『恋人たちの予感』など、数々の名作を手がけた名監督ですよ。

脚本:ウィリアム・ゴールドマン(原作者自身が脚本も担当)

音楽:マーク・ノップラー

メインキャスト

ウェスリー役:ケイリー・エルウィズ

バターカップ(キンポウゲ)役:ロビン・ライト

イニゴ・モントーヤ役:マンディ・パティンキン

フンパーディンク王子役:クリス・サランドン

フェジク役:アンドレ・ザ・ジャイアント

おじいさん役:ピーター・フォーク

孫役:フレッド・サヴェージ

『プリンセス・ブライド・ストーリー』のあらすじ

それでは、気になるあらすじを詳しく見ていきましょう。

ネタバレを含みますので、ご注意くださいね。

物語の始まり:読み聞かせという枠組み

物語は現代のアメリカから始まります。

風邪で寝込んでいる少年のもとに、おじいさんがやってきて一冊の本を読み聞かせようと提案するんです。

最初は「恋愛もの」と聞いて嫌がる少年でしたが、おじいさんは「冒険も剣術も海賊も怪物も出てくるぞ」と言って、物語を読み始めます。

こうして、本の中の世界「フローリン王国」の物語が幕を開けるのです。

あらすじ【起】:バターカップとウェスリーの愛

中世ヨーロッパ風の王国に、バターカップという美しい農家の娘が住んでいました。

彼女には農夫の青年ウェスリーという恋人がいて、二人は深く愛し合っていたんですね。

結婚資金を稼ぐため、ウェスリーは船で旅立ちますが、途中で恐ろしい海賊ドレッド・ロバーツに襲われ、命を落としたという知らせが届きます。

最愛の人を失ったバターカップは、もう二度と愛することはないと心に決めて、悲しみに暮れるのでした。

あらすじ【承】:王子との婚約と謎の覆面の男

それから5年の月日が流れ、バターカップの美しさはフローリン王国中に知れ渡っていました。

そして、フンパーディンク王子が彼女を妃に選んだのです。

愛のない結婚でしたが、バターカップは運命として受け入れようとしていました。

ところが、結婚式を目前に控えたある日、バターカップは森で3人組の悪党に誘拐されてしまいます。

リーダーのビジニ、剣の達人イニゴ・モントーヤ、怪力の巨人フェジクの3人です。

彼らが船で逃走していると、後ろから黒ずくめの覆面の男が追ってくるではありませんか。

覆面の男は次々と3人を倒していき、ついにバターカップと二人きりになります。

するとバターカップは、その話し方や仕草から、覆面の男の正体が死んだはずのウェスリーだと気づくのです。

ウェスリーは海賊に襲われた後、実は生き延びて剣術や知恵を身につけ、愛するバターカップを取り戻すために戻ってきたのでした。

あらすじ【転】:引き裂かれる二人と拷問

再会を喜ぶ二人でしたが、すぐに王子の追っ手に囲まれてしまいます。

バターカップはウェスリーを逃がすため、自ら王子の元へ戻ると約束します。

しかし王子は約束を破り、ウェスリーを地下の拷問室へ連れて行き、恐ろしい拷問マシンにかけてしまうのです。

一方、城に戻されたバターカップは、ウェスリーへの手紙を書かせてもらいます。

「返事がなければ王子と結婚する」と約束しますが、王子は手紙をウェスリーに届けるつもりなどありませんでした。

そして、拷問の末にウェスリーは命を落としてしまうのです。

あらすじ【結】:復活と復讐、そして真実の愛の勝利

その頃、イニゴは自分が探し続けていた「父の仇である6本指の男」が、王子の側近ルーガンであることを突き止めます。

イニゴはもう一人の仲間フェジクと共に、死んでしまったウェスリーを発見します。

彼らはウェスリーを「奇跡屋」という魔法使いのような男のもとへ運び、特別な薬で生き返らせることに成功するんです。

ただし、体はまだ動かず、顔だけが動く状態でしたが。

結婚式当日、バターカップは手紙が届いていないことに気づきますが、式は強行されてしまいます。

そこへ、イニゴとフェジクに担がれたウェスリーが城へ乗り込んできます。

マントに火をつけて恐ろしい雰囲気を演出し、城の兵士たちを脅かして城内へ侵入するのです。

イニゴはついにルーガンと対決し、激しい剣の戦いの末、父の仇を討つことに成功します。

ウェスリーもバターカップのもとへたどり着き、「誓いの言葉を交わしていなければ結婚は成立しない」と説得して、彼女を取り戻すのです。

最後に現れた王子も、ウェスリーたちの機転で縛り上げられ、降伏します。

バターカップとウェスリー、そしてイニゴとフェジクは馬に乗って城を後にし、真実の愛が勝利を収めたところで物語は幕を閉じます。

読み聞かせを終えたおじいさんが本を閉じると、最初は退屈そうにしていた孫は目を輝かせて「また明日も読んで」とお願いするのでした。

魅力的な登場人物たち

この映画の大きな魅力の一つが、個性豊かな登場人物たちです。

ウェスリー

バターカップを愛する青年で、海賊に襲われた後も生き延びて剣術や知恵を身につけた主人公。

愛する人のために何度でも立ち上がる姿が感動的ですよ。

バターカップ(キンポウゲ)

農家の娘でありながら、その美しさで王子に見初められたヒロイン。

強い意志を持ち、ウェスリーへの愛を貫く姿が印象的です。

イニゴ・モントーヤ

多くの観客から「この映画の真の主役」と言われるほど人気のキャラクターです。

父を殺した6本指の男への復讐を誓い、そのために剣術を極めた剣士。

「私の名前はイニゴ・モントーヤ。お前は私の父を殺した。死ぬ覚悟をしろ」という名セリフは、海外では非常に有名なんですよ。

義理堅く、ウェスリーの剣の腕を認めて友情を育む姿も魅力的です。

フェジク

怪力の巨人で、心優しい性格の持ち主。

演じているのは伝説のプロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアント本人なんです。

おじいさんと孫

物語の枠組みとなる現代パート。

ピーター・フォーク演じるおじいさんの温かい語り口と、フレッド・サヴェージ演じる孫の反応が、観客を物語に引き込む役割を果たしています。

『プリンセス・ブライド・ストーリー』の見どころと魅力

なぜこの映画は30年以上経った今でも愛され続けているのでしょうか。

その魅力をご紹介します。

王道ファンタジーへのオマージュ

この作品は、古典的なおとぎ話の要素をすべて詰め込んだような構成になっています。

美しいお姫様、勇敢な騎士、悪い王子、海賊、巨人、魔法使い、剣の決闘…。

でも、それらをただ真面目に描くのではなく、ユーモアを交えながら愛情を込めて描いているんですね。

「こういうの、あるよね」と思わせながらも、飽きさせない工夫がされているんです。

コメディとシリアスの絶妙なバランス

真実の愛という真面目なテーマを扱いながら、随所にユーモアが散りばめられています。

拷問シーンでさえ、どこかコミカルな要素があるんですよ。

このバランス感覚が、子どもから大人まで楽しめる理由の一つです。

剣術シーンの格好良さ

特にウェスリーとイニゴの崖の上での決闘シーンは圧巻です。

左手と右手を切り替えながら戦う二人の剣さばきは、何度観てもワクワクさせられますよ。

心に残る名セリフの数々

イニゴの「お前は私の父を殺した。死ぬ覚悟をしろ」をはじめ、ウェスリーの「As you wish(お望みのままに)」など、印象的なセリフが多いのも特徴です。

脚本を手がけた原作者ウィリアム・ゴールドマンのセンスが光っていますね。

読み聞かせという枠組みの効果

おじいさんが孫に本を読み聞かせるという構造が、観客を物語に引き込む効果を生んでいます。

孫の反応を通じて、私たち観客も物語に参加しているような感覚になるんです。

最初は「恋愛なんて」と嫌がっていた孫が、最後には「また明日も読んで」と言う姿には、物語の持つ力が表現されていますよ。

テーマの普遍性

「真実の愛」というテーマは、時代を超えて普遍的です。

どんな障害があっても愛する人のために立ち上がる姿は、多くの人の心を打つのです。

実際に観た感想とレビュー

ここからは、実際にこの映画を観た方々の感想をご紹介しましょう。

ポジティブな意見

「王道のファンタジーだけど、コメディ要素が効いていて最後まで楽しめた」

「イニゴ・モントーヤのキャラクターが最高!彼の復讐シーンでは思わず涙が出た」

「家族みんなで観られる作品。子どもも大人も楽しめるのが素晴らしい」

「CGがない時代の作品だけど、手作り感が逆に温かみがあって良い」

「何度観ても飽きない。定期的に観たくなる作品」

特に海外では、IMDbで高評価を獲得し続けており、カルト的な人気を誇っています。

アメリカでは多くの人が幼少期に観た思い出の作品として語られることが多いんですよ。

注意すべき点

もちろん、すべての人が絶賛しているわけではありません。

「展開が単調に感じられた」

「もっとスピード感やスリルがほしかった」

「1987年の作品なので、映像が古く感じる」

といった意見もあります。

最新のCGやアクションを期待する方には、少し物足りないかもしれませんね。

ただ、そういった技術的な面を超えて、物語そのものの魅力やキャラクターの個性、ユーモアのセンスなどで評価されている作品だと言えるでしょう。

個人的な感想

筆者も実際に観ましたが、まず感じたのは「安心して観られる」ということでした。

派手な展開や衝撃的などんでん返しはありませんが、だからこそリラックスして楽しめるんです。

イニゴのキャラクターは確かに魅力的で、彼の復讐が果たされる瞬間はカタルシスがありました。

また、おじいさんと孫のパートが物語に温かみを加えていて、全体として「優しい映画」という印象を受けましたよ。

「ファンタジー映画が好き」「コメディタッチの冒険ものが観たい」という方には、ぜひおすすめしたい作品です。

『プリンセス・ブライド・ストーリー』を視聴できるVODサービス

さて、この映画を観たくなった方のために、視聴方法をご紹介しますね。

配信中の主要VODサービス

2025年12月現在、以下のVODサービスで視聴できます。

U-NEXT

見放題配信中です。

U-NEXTは31日間の無料トライアル期間があり、32万本以上の作品が見放題なので、『プリンセス・ブライド・ストーリー』以外にも楽しめる作品がたくさんありますよ。

無料期間中に解約すれば料金はかかりません。

Amazon Prime Video

レンタルまたは購入で視聴可能です。

Prime会員の方なら、時期によっては特典として見放題になることもあるので、チェックしてみてくださいね。

FODプレミアム

レンタル配信(440円)で視聴できます。

ビデオマーケット

レンタル配信で視聴可能です。

初回登録で無料ポイントがもらえることもあるので、活用してみましょう。

おすすめの視聴方法

VODサービスを選ぶ際は、以下のポイントを考えてみてください。

すでに加入しているサービスがあれば、そこで視聴するのが一番お得ですね。

初めてVODを利用する方なら、U-NEXTの無料トライアルを活用するのがおすすめです。

『プリンセス・ブライド・ストーリー』だけでなく、他の名作ファンタジーやロブ・ライナー監督作品も一緒に楽しめますよ。

DVDやBlu-rayでの視聴

もちろん、DVDやBlu-rayでの購入もできます。

何度も観たい、コレクションしたいという方は、パッケージ版を手に入れるのも良いでしょう。

こんな人に『プリンセス・ブライド・ストーリー』はおすすめ

この映画は幅広い層に楽しんでいただけますが、特に以下のような方におすすめですよ。

ファンタジー映画が好きな方

王道のファンタジー要素が詰まっているので、ファンタジージャンルが好きな方はきっと楽しめます。

家族で観られる映画を探している方

暴力的なシーンや不適切な描写がほとんどないので、子どもと一緒に安心して観られます。

おじいさんと孫の関係性も、家族で観るのにぴったりですよ。

コメディタッチの冒険ものが好きな方

シリアス一辺倒ではなく、笑える要素がたくさん盛り込まれています。

肩の力を抜いて楽しめる作品を探している方におすすめです。

『スタンド・バイ・ミー』など、ロブ・ライナー監督作品のファン

監督の温かい視線と丁寧な演出は、他の作品にも共通していますよ。

古き良き映画の雰囲気を楽しみたい方

1980年代の映画ならではの手作り感や温かみを感じられます。

CGに頼らない演出が好きな方には特におすすめですね。

キャラクター重視の方

イニゴ・モントーヤをはじめ、魅力的なキャラクターがたくさん登場します。

個性的な登場人物が好きな方は、きっとお気に入りのキャラクターが見つかるはずです。

まとめ:真実の愛が勝利する、心温まるファンタジーの傑作

『プリンセス・ブライド・ストーリー』は、1987年に公開されてから30年以上経った今でも、世界中で愛され続けている作品です。

おじいさんが孫に読み聞かせる物語という枠組みの中で展開される、真実の愛をテーマにしたファンタジー冒険譚。

バターカップとウェスリーの愛、イニゴの父への復讐、そして仲間たちの友情が織りなす物語は、王道でありながらもユーモアに満ちていて、最後まで飽きさせません。

剣術の決闘シーンの格好良さ、イニゴ・モントーヤの名セリフ、コメディとシリアスの絶妙なバランス…。

見どころはたくさんありますが、何より「物語を楽しむこと」の素晴らしさを思い出させてくれる作品だと言えるでしょう。

U-NEXTやAmazon Prime VideoなどのVODサービスで手軽に視聴できますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

家族で、恋人と、あるいは一人でゆっくりと。

この心温まるファンタジーの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

きっと、映画を観終わった後には「また明日も観たい」と思えるはずですよ。