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『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』あらすじと感想を徹底解説!名作の魅力がわかる

映画史に残る名作として、今なお多くのファンに愛され続ける『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』。

シリーズ屈指の傑作と評価されるこの作品には、一体どんな魅力が詰まっているのでしょうか。

今回は、VODで何度も見返したくなるこの不朽の名作について、あらすじから感想まで詳しくご紹介していきます。

初めて観る方にも、もう一度観たい方にも楽しんでいただける内容になっていますよ。

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』とは?作品の基本情報

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は、1980年に公開されたスペースオペラ映画です。

ジョージ・ルーカスが生み出したスター・ウォーズ・サーガの中で、エピソード5にあたる作品ですよ。

公開順では2作目となり、前作『新たなる希望』の大成功を受けて製作されました。

監督はアーヴィン・カーシュナーが務め、ジョージ・ルーカスは製作総指揮として関わっています。

作品データ

公開年:1980年

上映時間:124分

監督:アーヴィン・カーシュナー

製作総指揮:ジョージ・ルーカス

ジャンル:SF、アクション、アドベンチャー

製作国:アメリカ

世界興行収入:約5.3億ドル

本作は前作から3年後の物語を描いており、反乱軍と帝国軍の戦いがより激しさを増していく様子が描かれます。

スター・ウォーズシリーズの中でも特にダークで重厚な作風が特徴で、多くの映画ファンから「シリーズ最高傑作」との評価を受けている作品なんです。

登場人物とキャストをチェック!主要キャラクター紹介

物語を楽しむために、まずは主要な登場人物を押さえておきましょう。

ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)

本作の主人公で、ジェダイの道を歩み始めた若き戦士です。

前作でデス・スターの破壊に成功したものの、まだフォースの使い方は未熟な状態ですよ。

本作では惑星ダゴバでヨーダのもとで修行を積み、成長していく姿が描かれます。

ダース・ベイダー(デヴィッド・プラウズ/声:ジェームズ・アール・ジョーンズ)

銀河帝国の恐るべき暗黒卿で、本作の最大の敵役です。

黒いマスクと威圧的な姿が印象的な、シリーズを代表する悪役ですよ。

本作では衝撃的な秘密が明かされ、物語に大きな転機をもたらします。

レイア・オーガナ姫(キャリー・フィッシャー)

反乱軍のリーダーとして戦う勇敢な姫君です。

気が強く聡明な彼女は、ハン・ソロとの恋愛関係が深まっていきますよ。

本作では指導者としてだけでなく、一人の女性としての魅力も存分に発揮されます。

ハン・ソロ(ハリソン・フォード)

ミレニアム・ファルコン号を操る凄腕の密輸業者です。

前作では金目当てで反乱軍に協力していましたが、本作では仲間意識が芽生えています。

レイア姫への愛情を隠せない、魅力的なアウトローヒーローですよ。

ヨーダ(フランク・オズ)

本作で初登場する、伝説のジェダイ・マスターです。

小柄で年老いた姿をしていますが、フォースの力は計り知れません。

惑星ダゴバに隠遁していた彼が、ルークの師匠として重要な役割を果たしますよ。

ランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)

ハン・ソロの旧友で、クラウド・シティの執政官です。

元ギャンブラーという過去を持ち、複雑な立場に置かれることになります。

チューバッカ(ピーター・メイヒュー)

ハン・ソロの相棒である、忠実なウーキー族の戦士です。

言葉は話せませんが、その存在感と忠誠心は誰もが認めるところですよ。

【ネタバレ注意】『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』のあらすじを詳しく解説

ここからは物語の詳細なあらすじをご紹介します。

結末まで含むネタバレがありますので、まだ作品を観ていない方はご注意くださいね。

【起】氷の惑星ホスでの危機

デス・スターを破壊した反乱軍でしたが、帝国軍の猛烈な反撃により追い詰められていました。

反乱軍は氷の惑星ホスに新たな秘密基地を築き、態勢を立て直そうとしています。

ルークは基地周辺の偵察任務中、雪男のような怪物ワンパに襲われて気絶してしまいますよ。

意識を失ったルークの前に、死んだはずのオビ=ワン・ケノービの霊体が現れます。

オビ=ワンは「惑星ダゴバへ行き、ジェダイ・マスターのヨーダに会え」とルークに告げました。

ハン・ソロの懸命な捜索により、ルークは一命を取り留めることができたのです。

しかしその頃、帝国軍の探査ドロイドがホスの基地を発見してしまいます。

ダース・ベイダー率いる帝国軍の大部隊が、反乱軍の基地へと迫ってきました。

反乱軍は総力を挙げて帝国軍と交戦しますが、巨大な四足歩行兵器AT-ATの前に苦戦を強いられますよ。

ルークたちパイロットは機転を利かせてAT-ATの足にワイヤーを巻きつけ、転倒させることに成功します。

しかし帝国軍の圧倒的な戦力の前に、反乱軍は基地からの撤退を余儀なくされました。

ハン・ソロとレイア姫、チューバッカ、C-3POはミレニアム・ファルコン号で脱出します。

一方ルークとR2-D2は、オビ=ワンの言葉に従い惑星ダゴバへと向かうのでした。

【承】ヨーダの修行とファルコン号の逃避行

惑星ダゴバに到着したルークでしたが、着陸に失敗してXウイングは沼に沈んでしまいます。

ジャングルのような環境の中、ルークは小柄で奇妙な老人と出会いますよ。

この老人こそが、ルークが探していた伝説のジェダイ・マスター、ヨーダだったのです。

ヨーダはルークを試すために、最初はぼけた様子を演じていました。

やがてオビ=ワンの霊体に説得され、ヨーダはルークにフォースの修行をつけることを決めます。

修行の中でルークは、フォースの力を信じることの大切さを学んでいきますよ。

ヨーダは「精神の力で全てができる」と教え、沼に沈んだXウイングを念力だけで持ち上げて見せました。

また、暗黒面の存在する洞窟でルークは幻のダース・ベイダーと対峙します。

その仮面の下には、自分自身の顔があったのです。

これはルークの心の中にある恐れや怒りを象徴する、重要な試練でした。

一方、ハン・ソロたちを乗せたファルコン号は、帝国軍の執拗な追跡を受けていました。

光速航行装置が故障してしまい、小惑星帯に逃げ込むしかありません。

修理の最中、ハンとレイアの間には恋心が芽生え、二人はキスを交わしますよ。

しかしC-3POの空気を読めない登場で、ロマンチックな雰囲気は台無しになってしまいました。

帝国軍から逃れるため、ハンたちは旧友ランド・カルリジアンが統治するクラウド・シティへ向かいます。

ところが、賞金稼ぎのボバ・フェットがその後を密かに追跡していたのです。

【転】クラウド・シティの罠とルークの決断

ハンたちはランドに歓迎されますが、C-3POがバラバラにされるという不穏な出来事が起こります。

実はランドは、ダース・ベイダーに脅迫されてハンたちを裏切っていたのです。

ダース・ベイダーの真の狙いは、ルークをおびき寄せることでした。

ハンとレイアは捕らえられ、ハンはカーボン冷凍装置で凍結されてしまいますよ。

冷凍される直前、レイアは「愛してる」とハンに告白しました。

ハンは「わかってる(I know)」と答え、この名シーンはシリーズ屈指の感動場面として語り継がれています。

凍結されたハンは、賞金稼ぎボバ・フェットの手によってジャバ・ザ・ハットのもとへ運ばれていきます。

修行中のルークは、フォースを通じて仲間の危機を感じ取りました。

ヨーダとオビ=ワンは修行を完了していないルークを止めますが、ルークは仲間を救うため旅立ちます。

ヨーダは「まだ他にいる」と意味深な言葉を残しますよ。

クラウド・シティに到着したルークを、ダース・ベイダーが待ち構えていました。

一方、ランドは良心の呵責に苦しみ、レイアたちを助ける決意をします。

レイアとランドたちはミレニアム・ファルコン号で脱出しますが、ハンを救出することはできませんでした。

【結】衝撃の真実と新たな旅立ち

ルークとダース・ベイダーのライトセーバー戦が始まります。

しかし修行が不完全なルークは、圧倒的な力の差を見せつけられますよ。

戦いの中でベイダーはルークを追い詰め、ついに右手を切り落としてしまいました。

絶体絶命のルークに、ダース・ベイダーは手を差し伸べます。

そして映画史に残る衝撃的な告白が行われるのです。

「私がお前の父だ(I am your father)」

父親はベイダーに殺されたと信じていたルークにとって、これ以上ないショックでした。

ベイダーはルークにダークサイドに堕ち、共に銀河を支配しようと誘いますよ。

しかしルークはその誘いを拒否し、通気口から奈落へと身を投げました。

落下したルークは、かろうじて突起物に掴まって命を繋ぎ止めます。

ルークは必死にレイアにテレパシーで呼びかけました。

レイアはルークのメッセージをフォースで感じ取り、ファルコン号を引き返させますよ。

間一髪でルークは救出され、帝国軍の追跡から逃れることができました。

ルークは失った右手を機械の義手に置き換える手術を受けます。

ランドとチューバッカは、ハン・ソロを救出するためファルコン号で旅立っていきました。

ルークとレイアは、ファルコン号が遠ざかっていく姿を見送ります。

仲間との再会を信じて、新たな戦いへの決意を固めるのでした。

見どころ満載!『帝国の逆襲』の名シーンを解説

本作には映画史に残る名シーンが数多く登場します。

ホスの戦いの迫力ある映像

冒頭の氷の惑星ホスでの戦闘シーンは、圧巻の迫力ですよ。

巨大なAT-ATが雪原を進む姿は、今見ても色褪せない映像美を誇っています。

パイロットたちがワイヤーでAT-ATの足を絡めて転倒させる作戦は、知恵と勇気の勝利を象徴する場面です。

ヨーダの登場と修行シーン

シリーズを代表するキャラクター、ヨーダの初登場シーンも見逃せません。

小柄で飄々とした外見とは裏腹に、計り知れない力を秘めた存在感が魅力ですよ。

沼に沈んだXウイングをフォースだけで持ち上げるシーンは、フォースの偉大さを視覚的に示す名場面です。

「やるか、やらぬか。試しなどいらぬ」というヨーダの名言も、この場面で生まれました。

レイアとハンのロマンス

ファルコン号の修理中に交わされる、レイアとハンの会話も印象的です。

互いに惹かれ合いながらも素直になれない二人の関係性が、丁寧に描かれていますよ。

そして冷凍される直前のハンに対するレイアの告白「愛してる」と、ハンの「わかってる」という返答。

この短いやり取りは、二人の関係性を完璧に表現した究極のラブシーンと言えるでしょう。

父と息子の対決

クライマックスのルークとダース・ベイダーのライトセーバー戦は、シリーズ屈指の名場面です。

赤と青のライトセーバーが交錯する映像美と、緊迫感あふれる演出が素晴らしいですよ。

そして「私がお前の父だ」という衝撃の告白は、映画史に残る有名なシーンとなりました。

この一言が、スター・ウォーズ・サーガ全体の核心を突く重要な転換点となったのです。

実際に観た感想!『帝国の逆襲』の魅力とは

VODで何度も見返している私が感じた、本作の魅力をお伝えしますね。

成長物語としての完成度の高さ

本作の最大の魅力は、ルークの成長物語として非常に丁寧に作られている点です。

前作では勢いと運で勝利を掴んだルークが、本作では真の力を身につけるために苦しみますよ。

ヨーダの厳しい修行に耐え、自分の弱さと向き合う姿には、深い共感を覚えます。

そして未熟なまま戦いに挑み、敗北を味わうという展開が、次作への期待を高めてくれるのです。

ダークでシリアスな作風

シリーズの中でも特に暗く重厚な雰囲気が、本作の大きな特徴ですよ。

反乱軍は追い詰められ、主人公は敗北し、仲間は捕らえられるという絶望的な状況。

しかしこの暗さこそが、物語に深みと緊張感を与えています。

ハッピーエンドで終わらない勇気ある選択が、本作を単なる娯楽作品以上の存在にしているのです。

映像技術の素晴らしさ

1980年の作品とは思えないほど、映像のクオリティが高いですよ。

特殊効果やセットデザイン、衣装に至るまで、細部までこだわり抜かれています。

氷の惑星ホス、沼地の惑星ダゴバ、空中都市クラウド・シティと、多様な世界観が丁寧に描かれていますね。

実物大のセットと精巧なミニチュアを組み合わせた撮影技術は、CGに頼らない重厚感を生み出しています。

キャラクターの魅力

本作で初登場するヨーダの存在感は圧倒的です。

小さな体に秘められた偉大な力と、深い知恵を感じさせる言葉の数々が印象的ですよ。

またランド・カルリジアンという複雑な立場のキャラクターも、物語に奥行きを与えています。

そしてダース・ベイダーの父親としての一面が明かされることで、単純な悪役ではない深みが生まれました。

音楽の素晴らしさ

ジョン・ウィリアムズが手がける音楽も、本作の魅力を語る上で欠かせません。

「帝国のマーチ」をはじめとする印象的なテーマ曲が、場面を盛り上げてくれますよ。

映像と音楽が完璧に融合した演出は、何度観ても新鮮な感動を与えてくれます。

続編への期待を高める終わり方

本作は明確な解決を見ないまま終わる、大胆な構成をとっています。

ハンは敵の手に落ち、ルークは敗北し、真実に打ちのめされたまま物語は幕を閉じますよ。

しかしこの終わり方が、続編への期待を最高潮に高めてくれるのです。

絶望の中にも希望の光が見える、そんな余韻を残す終わり方が見事ですね。

どこで観られる?『帝国の逆襲』の配信情報をチェック

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は、現在様々な動画配信サービスで視聴可能です。

Disney+なら全エピソードが見放題

スター・ウォーズシリーズを観るなら、Disney+が最もおすすめですよ。

全エピソードが見放題で配信されており、いつでも好きな時に視聴できます。

画質も非常に良好で、迫力ある映像を存分に楽しめますね。

他のエピソードと合わせて一気見するのも、スター・ウォーズの世界観を深く味わえておすすめです。

レンタル・購入も可能

Amazon Prime VideoやGoogle Play、Apple TV+などでも、レンタルや購入が可能です。

単発で観たい方や、手元にコレクションとして残したい方には便利なサービスですよ。

4K版やブルーレイ版も用意されているので、高画質で楽しみたい方にもぴったりです。

こんな人におすすめ!『帝国の逆襲』を観るべき理由

本作は以下のような方に特におすすめしたい作品です。

スター・ウォーズシリーズを初めて観る方

公開順で観るなら、前作『新たなる希望』の次に本作を観るのが王道ですよ。

物語の流れを追いながら、シリーズの魅力を存分に味わえます。

初見の方でも十分楽しめる作りになっていますが、前作を観てからの方がより深く理解できますね。

重厚なSF映画が好きな方

単なる娯楽作品ではなく、人間の成長や葛藤を描いた深みのある物語が好きな方にぴったりです。

ダークでシリアスな展開と、哲学的なテーマが織り込まれた脚本が魅力ですよ。

映像美と音楽も素晴らしく、映画としての総合的なクオリティが非常に高い作品です。

名作映画を網羅したい方

映画史に残る傑作として、映画ファンなら一度は観ておきたい作品ですよ。

「私がお前の父だ」という名セリフは、映画を観たことがない人でも知っているほど有名です。

映画の歴史を語る上で外せない、必見の一本と言えるでしょう。

VODで映画を楽しみたい方

配信サービスで手軽に視聴できる環境が整っている今、改めて本作を観るのに最適な時期です。

自宅でリラックスしながら、じっくりと作品世界に浸れますよ。

一時停止や巻き戻しも自由にできるので、名シーンを何度も見返すこともできますね。

まとめ:『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は何度観ても色褪せない名作

『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は、公開から40年以上経った今でも多くの人々に愛され続けている不朽の名作です。

ルークの成長物語、レイアとハンのロマンス、そしてダース・ベイダーの衝撃的な告白。

これらの要素が見事に絡み合い、一つの完成された物語を作り上げていますよ。

暗く重厚な作風でありながら、希望を失わない登場人物たちの姿に勇気をもらえる作品です。

VODで手軽に視聴できる今だからこそ、改めてこの名作の素晴らしさを体験してみてください。

初めて観る方も、何度も観ている方も、きっと新たな発見と感動があるはずですよ。

スター・ウォーズ・サーガの中核を成す本作を、ぜひあなた自身の目で確かめてみてくださいね。

映画の力を信じて、フォースと共にあらんことを!